転職>この壁を乗り越えればあなたも「学生」入所試験とは

職業訓練校に入所するには選考試験を受けなければなりません。
選考試験は筆記試験と面接で、訓練期間によって筆記試験の内容が
異なります。

例えば職業能力開発センター校の試験は国語と数学の２科目で、
内容は中学卒業程度のものです。
国語だと漢字の読み書きがそれぞれ12・3問程度、数学は
ルートや因数分解の計算問題や、濃度計算の文章題などです。
独立行政法人・委託訓練の筆記試験は適性検査のようなもので、
特に事前の準備は必要ないといったレベルのものでした。

選考試験に受かるためにどの訓練校でも大切になるのは
「就職したい」という思いが伝わるかどうかです。
というのも職業訓練の最大の目的は再就職の支援で、
一番大切なのは受講者の就職率を上げることだからです。
受験者の再就職の意思が強いかどうか、再就職することが
可能な人物であるか、選考にあたってはそのあたりがチェック
されるようです。

訓練機関にとって一番困るのは就職率が上がらないことなので、
”給付金目当て”という態度が少しでも垣間見えてしまったら、
合格はまず、ありえません。

このあたりは訓練機関側もかなり神経質になっているようで、
私が通っていた学校では入学後も出席率や授業態度について、
結構厳しく注意されました。
とはいえこの選考の壁を乗り越えてしまえば、無職から「学生」
という、れっきとした身分を手に入れることが出来ます。
訓練で習得した技術を活かしどんな職に就きたいと考えているか、
どんな資格を取りたいと考えているかなど、しっかりと
アピールしましょう！

少しでも、就職に有利となるには、何かの資格を取得しておくのも一つの方法でしょう。
今は資格がものを言う時代です。国家資格として認められ、取得することで、
将来に向けて大きく役立つものもあります。民間資格で、直接仕事には役立たないものの取得することで、
自身の知識向上になるものもあります。